熊本県の港湾の概要

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熊本県の概要
 本県は、面積約7,405m2で、九州の中央部に位置し、福岡、大分、宮崎、鹿児島の4県に接し、さらに有明海を隔てて長崎県と向かい合っており、その地理的特性から古くより海陸交通の要衝となっています。
 東部は雄大な阿蘇山を抱える九州山地の山並が連なった山岳地帯であり、牧畜、林業等が盛んです。一方、西部は宇土半島を境として、北は有明海に面して熊本平野が、南は八代海に面して八代平野が広がっており、豊かな穀倉地帯を形成するとともに、本県の商工業の中心地域となっています。また、宇土半島からはさらに西に向かって天草の島々が延び、県内水産業の中核を担っています。
 本県は、平成25年4月現在で14市・23町・8村を有し、県都熊本市の約74万人を筆頭に県内総人口は約180万人を数え、政治・経済・文化のあらゆる面において、九州の中での重要な位置を占めています。

熊本県の港湾の概要
 本県における港湾は、当初有明海、八代海に流入する大小河川の河口及び天然のリアス式海岸の地形を利用して誕生しました。以来、県内の産業・経済・社会の発展に伴い、物流・人流の場としての港湾の利用が向上し、港湾に対する地域のニーズが質・量ともに拡大する状況に対応して、埋立による用地造成等により、港湾施設の整備・改良が適宜進められることで、基本的な港湾の形態が整えられ、その後も、それぞれの港湾において、利用状況及び地域のニーズに併せた開発が進行し、着実な拡大発展を遂げています。
 現在本県には、県管理港として、重要港湾3港及び地方港湾15港の計18港、また、各市町管理港として地方港湾8港の合計26港(全国12位)が存し、このうち14港は天草地域に集中しています。
 主要港湾たる3つの県管理港湾(三角港・八代港・熊本港)は、比較的大規模な港湾施設を備え、八代港を筆頭に外貨貨物も取扱い、所在地域はもとより、県内外にまでわたる広域的な物流の一翼を担う産業港としての重要な機能を有しています。
 また、他の地方港湾は、主に背後の地位経済生活圏を支える物流・人流の基盤として地域社会に根づいています。
 こうして、本県の港湾は、総体として、西九州地域の主要な海の玄関口としての大きな役割を果たしています。
 平成24年の県管理港湾の利用状況をみてみると、入港船舶については、隻数合計74,168隻、取扱貨物量は総計6,006,602トンで、うち外貨貨物が1,845,937トン、内貨貨物が4,160,665トンです。
 外貨貨物は、輸出が189,743トンで、三角港、八代港、熊本港の3港湾において取扱われており、特殊品、林産品、金属機械が中心です。一方輸入は1,656,194トンで、三角港、八代港、熊本港、水俣港の4港湾において取扱われており、農水産品、林産品、鉱産品が中心です。
 内貨貨物は、移出が639,533トンで、鉱産品、金属機械が取扱われており、一方移入は3,521,132トンで化学工業品、鉱産品が多く取扱われています。
 フェリー、旅客船の利用者は合計2,425,783人で、熊本港、長州港における島原航路の旅客が中心で、そのほかでは天草地域の諸港における乗降が多くなっています。
 現在、県内各港湾の背後地域は産業・経済・社会のあらゆる分野においてそれぞれが個別の情勢を有しており、地域における港湾の位置づけも多種多様です。加えて、国内の港湾をとりまく状況は、船舶の大型化等の物流形態の変化、海洋性レクリエーションの需要の増大など、産業的側面から社会的側面に至るまで複雑・多様化しています。
 今後、県内の各港湾においては、これらの実情を総合的にふまえながら、地域の中でのそれぞれの役割に応じた適正な整備が進められます。

 

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