八代港(やつしろこう)
●港格/重要港湾(昭和34年6月11日指定) ●臨港地区/指定 昭和40年4月10日 |
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概 要 【八代港の沿革】 本港が近代的な港湾として誕生したのは、明治時代に蛇篭地区に-1.5m物揚場が整備され、物資の輸送等海上交通の基地としての機能を備えてからです。その後、明治23年に日本セメントが立地し、同29年には鹿児島本線が開通。大正11年に十条製紙(現日本製紙㈱)、昭和12年に日曹人絹パルプ(現㈱興人)、同14年に昭和酒造(現メルシャン㈱)と相次いで工場が進出。これらにより、八代は南九州随一の工業都市へと発展し、それに伴い港湾の重要性も飛躍的に増大することとなりました。 【臨海部の沿革】 【近年の動向】 こうした背景を踏まえて、本港においても、物流需要の増大に対応した物流機能強化や、交流拠点空間の確保等が強く要請されていることから、平成17年度に、5万5千トン級貨物船対応の外港地区-14m岸壁2バース等を盛り込んだ港湾計画の改訂がなされ、平成25年6月に-14m岸壁1バースが整備されました。 人流面では、平成29年7月に官民連携による国際クルーズ拠点の形成を推進するための国際旅客戦拠点形成港湾に指定され、ロイヤル・カリビアン・クルーズ社との官民連携により、令和2年4月に大型クルーズ船の受入れ拠点となるくまモンポート八代が整備されました。 くまモンポート八代は、乗船客や観光客のおもてなしの場、地域住民の憩いの場として、「くまモン」をテーマにした特色ある公園や、地元の特産品等の販売を行う空間を兼ね備えており、令和3年7月に、体験型観光「やつしろ舟出浮き」が楽しめる三ツ島(中島)等とともに、地域住民や観光客が楽しめる交流拠点として「みなとオアシス」に登録されました。 本港は、こうした港湾施設の整備拡充などにより、背後地域の発展の核として、また中九州地域の経済・産業活動を物流・人流の面から支える東アジアのゲートウェイとして、一層の飛躍が期待されています。 |
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主な港湾施設 ◆クルーズ船施設=-10.0m岸壁=1バース 国際旅客ターミナル1棟(ロイヤルカリビアンクルーズ 社)、移動式乗客用昇降機2機 ◆野積場・荷捌地=600,595m2 (常温部500㎡×1区間・250㎡×2区間)、 リーファー電源32口(440V30口、220v2口)、 ガントリークレーン2基、ストラドルキャリア3機
定期航路 ◆国際コンテナ 八代~釜山港路 2便/週 八代~台湾港路 1便/週 ◆国際フィーダーコンテナ 八代~阪神(神戸)1便/週 |
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